2017/03/27

今回の出張について(マカオ・名古屋6日間)・前編

1日遅れとなりましたが,今回の出張についてはちょっとまとめておこうと思いましたので,以下に記録しておきたいと思います.
今回の出張ですが,タイトルにもある通り,前半は国際会議(ICISA2017)参加のためマカオへ,後半は2017年電子情報通信学会総合大会への参加のため名古屋(名城大学)へという,いわゆる”周遊旅行”となりました.だいたい僕が海外に行く時には何かある(例:飛行機が飛ばない,荷物が届かない,来るはずの迎えが来ない,などなど)のですが,今回はある意味,これまでの出張の中では最もハードだったかもしれません(苦笑).
マカオでは,昨年度高専を卒業して大学編入学した学生(学部3年生)1名と,その後の名古屋では,つい先日卒業式を終えた学生2名との旅行でした.

【マカオ編】
(1日目)
 直行便で到着しましたが,着いたのは夜.ご存知の人も多いでしょうが,マカオは「カジノの街」で,我々の泊まるホテルもいわゆるリゾートホテルでした.周囲のホテルも全て同様で,一言で言えば”豪華絢爛な”内装・外装なのですが(3日目には飽きましたが),兎にも角にも飲食費が高いことは事前に分かっていたので,初日から安くて美味い食べ物を求めて探検に出ました.この日は,夕食を機内食で軽くとっていたこともあり,ホテルの近所にある大学の購買で最低限の飲食物をゲットして帰宿.ホテル周辺のスポットとの距離感が大体わかったという感じ.
 で,この日起こった事件としては(既にtwitterでもtweetしているのですが),持参したスーツケースを開けるためのキー番号が,変えた覚えがないのに何故か勝手に変わっていて(!),開けられなくなっていたこと.0〜9までの10通り×3桁ということで,brute forceで開けました(苦笑).何故番号が変わったのかは未だに不明・・・

(2日目)
 朝食は近所の(といっても徒歩30分くらい離れた)飲茶専門の庶民的な店でゲット(当然,ホテルとは比較にならないほどの安さで,味は抜群).その後,学会会場へ向かいregistrationを済ませて,会場を下見がてらsessionに参加.翌日が発表本番ということもあり,日中のうちに観光を済ませて(笑),夜には発表練習を,ということで,世界遺産がたくさんあるというマカオ北部へ.
バリバリの観光地であるセドナ広場でタクシーを降り,昼食がてら”おでんのカレーがけ”を食べました.マカオは当初ポルトガル領であり,ポルトガル料理として,このカレー(風味)というのが有名らしいんですが,実際非常にスパイシーで美味でした.その後,世界遺産である聖ポール天主堂跡を訪れたところまでは良かったのですが(当該スポットに至るまでの道のりは,まるで”清水寺に至る参道”のような坂道&人混み&土産物屋攻勢でした),その直後,今回の移動疲れに加え,これまでの睡眠不足や疲労が一気に表出したのか,急激な目眩と頭痛,手足の痺れなどに見舞われ,こりゃぁ熱中症のなりかけだということで同行していた学生と別れ,一足早くホテルに戻り静養することに(当日の気温は25,6℃程度であったようですが,湿度は異常に高く,東京から移動した僕にはかなりの負担であった模様).これまでに経験したことのない不調であり,これは睡眠不足や疲労もあるのでしょうが,そろそろ年齢的にも無理はしづらくなってきたのかなぁと,体調不良と併せて随分とショックでした(実際,かなり戻ってはきたものの,現時点でまだ完調には至っていません).

そんな状況ではあるものの,当然学生の発表練習はありますので,ベッドに寝たまま(汗)発表練習に付き合って修正コメントを出し,後は翌日の発表に備えて早めに就寝.

(3日目)
 昨日の今日ですので,結構睡眠はとったもののまだ目眩が残るような状況でスタートしました.とは言え空腹では回復するものも回復せぬということで,徒歩30分の場所で再び朝食をとり,その後学会会場へ(ちなみに学会会場も,宿泊先とは異なりますが,いわゆるリゾートホテルでした.学会会場の隣では何だか知りませんがショーをやっていました).今回はSession Chairも(いきなり)依頼されていましたので,学生の発表を気にしつつもChair関係の資料を確認しつつ,開始を待っていたのですが,どうにも”発表者の出席率が悪い”のは勿体無かったと思います.アジア開催の国際会議ではそのようなことが多い,といった噂は聞いたことがあるものの,これまでに参加した学会ではそのようなことはなかったので,ある意味初めての状況が,自分がChairをする学会で起こってしまっていたという・・・
 とは言え,学生の発表は無事終了し(参加者が少なかったこと&僕がChairで,共著者に質問するわけにいかなかったこともあり,質問が出なかったことも勿体無かったのですが),Chair自体も大過なく終了しました(PCの接続に苦戦した発表者もいたのですが,幸か不幸か発表者に欠席が多かったので,”時間は大量にあるからゆっくり直して”という余裕があったのは良かったのかもしれません ^o^;).
 当日の夜は,打ち上げよろしく,上述の通りマカオでは有名なポルトガル料理の店で夕食をとり,帰宅途中に立ち寄ったスーパーマーケットでも少々買い物をして,ホテルでの2次会(?)の準備を整え帰宿.ちなみに,海外出張先で地元のスーパーを見つけることは僕にとっては恒例行事であり,現地の一般的な人がどんなものを飲み食いしているのか,実際に購入して確かめられるという意味でも,当然,スーパーですから”庶民的な価格”で色々なものが手に入るという意味でも非常に重要です(これまで最大のヒットは,レストランで食べると味の分散が大きく価格も高いのに,スーパーでは安くて美味いチーズとワインが入手できたパリのスーパーでしょうか).
 打ち上げ,なんて書いてはいますが,実は帰宿後,翌日から参加する電子情報通信学会総合大会(略称:信学総大)で発表予定である学生2名との”リモート発表練習”も実施しました.各学生の自宅,およびホテルを繋いでのオンライン練習です.この辺り,ホテルのネットワーク環境が少々不安だったのですが,流石の一流ホテル,ファイルの送受信速度も快適でした(ホテルの食事も,値段はそれなりでしたが,恐らく価格に見合う or それ以上の味であったと推測しています).

(4日目:前半)
 帰国便が朝早かったため,結構早朝に起床.少し余裕を持って空港に到着し,チェックイン時間を待ってとっととチェックインし,朝食は国際線のパスポートコントロールを抜けた先のフードコートにて.相変わらず体調は万全ではありませんが,そういう状況に置いて,朝食としてお粥(とは言えしっかりと栄養が取れる内容で)をセレクトできるのはマカオ(中国)ならではかもしれません.
マカオは,これまでにも書いてきた通り,ホテルが複数まとまって一大ショッピングモール&アミューズメント施設を形成している関係で,お土産物を含むショッピングはほとんどこのホテル複合施設で完結できます.一方で,空港の中のショップはかなり限定的で,免税店の数も知れているので,もし近日マカオ(や,隣接する香港)に訪れる予定の人は留意しておくと良いでしょう(ただ,空港内に「現在工事中」なんていう掲示もあったので,工事後には充実した免税店エリアが現れる可能性もあるかも).

 思った以上に膨大なボリュームとなりましたので(苦笑),帰国後の国内出張編(?)については,後篇としてアップしたいと思います(万が一,アップされなかった場合はごめんなさい).

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